Google退職→フリーランスになった方のお話
wasabiさんのサロンの配信にて、Joshua Steinbergさんのお話を聞きました!
タイトルの通り、興味深いキャリアパスを築いている方です。
(左からJoshuaさん、wasabiさん)
【Joshuaさんについて】
Joshuaさんは新卒でGoogleに入社。およそ10年勤め、2017年のはじめに退職。
そして、フリーランスに転身し、現在は東京在住。
NY出身のJoshuaさんは、カリフォルニアに憧れ、カリフォルニアに本社があるGoogleを志望したそうです。
夢叶うも、カリフォルニアにいたのは数日で、すぐに大学時代を過ごしたミシガンに転勤。
ミシガンで2年半過ごしたあとにサンフランシスコに異動になり、
そこでアジア・太平洋地区のディレクターと知りあいました。
かねてから興味のあった日本での勤務希望を伝えると、
そのディレクターの取り計らいもあり、東京で働くことになりました。
Joshuaさんがなぜ日本に行きたかったのかというと、
それは、英語が主要言語ではない国で働きたかったから。
それは自分にとってチャレンジで、エキサイティングだと思ったからだそうです。
Joshuaさんは、このようなすばらしいコネクションを得られたのは勿論運の要素もあるけれど、
半分は自分の努力によるところだとも感じているそうです。
(たしかに、努力して手に入れた経験やノウハウを買われての栄転だったと思いますし、
運が転がり込んできた時に掴み取る力があったから目標を達成できたのでしょうね。)
【Googleを辞めた理由】
JoshuaさんがなぜGoogleをやめたのかというと、
同僚である彼女が半年の休みを取れたこともあって、世界一周の船旅に出ることになったからでした。
それはJoshuaさんたちにとって長年の夢でした。
そして、Joshuaさん自身、10年と長きに渡ってGoogleに勤め、退職するにはちょうどいいタイミングだったそうです。
また、世界一周を経て、その船旅のような人生を送りたいと思ったことが、フリーランスになろうと思ったきっかけでした。
Googleをやめた時は、周りも驚いたそうです。
それでも、たしかにGoogleは良い会社だけれども、組織の仕組みが変わり、
Joshuaさんにとっては、以前に比べてあまり仕事をしやすい環境ではなくなったことも大きかったのです。
それに、10年後自分が何をしてるか想像した時、Googleではない場所で新たなチャレンジをしているだろうと思ったからだということです。
【ベルリンについて】
Joshuaさんは今ベルリンを目指していますが、
それは、Google時代の同僚で、wyskerという会社をベルリンで立ち上げた方がいて、
その会社と仕事をすることになった事がきっかけでした。
(wyskerは、ブロックチェーンを利用したモバイルショッピングアプリを展開してます。
ICOに興味のある方は覗いてみてください。)
また、今後彼女の仕事の都合によっては日本に暮らすことも選択肢にあるようです。
【マインドセットについて】
フリーランスでなくとも、新しいことをはじめるのに恐怖はつきものです。
それはJoshuaさんとて例外ではなかったのです。
しかし彼は、恐怖を乗り越えようとか克服しようというスタンスではなく、
恐怖は恐怖として受け入れる事が大事、と考えていたようです。
性格の問題かもしれないけれど、最後は必ずうまくいくと思って行動している、とも話しておられました。
自分に価値をつけるためにはどうすればよいかという点では、
フリーランスになるうえでは、クリエイティブであることが必要。
(クリエイティブになるには、居心地の良い場所から抜け出し、新しい場所で新しい人と会う)
自分で考えなければならないとおっしゃってました。
そして、最後は行動することだ、
何事も始めてみないと分からない、と。
(たしかに、よく考えて完璧な準備をしようとしたら、いつになっても出発できないですよね。)
【学んだこと】
自分で考える機会がものすごく増えるということ。
つまり、裁量が増える分、責任も増える。
しかし、最後はうまくいくと信じながら行動していくアティチュードが大切なんだということ。
何事も始めてみないとわからないということ。
ぼくはJoshuaさんほどの輝かしい経歴はないし、
実績やスキルに基づく自信もまだないですが、
少なくとも上記のような心構え、振る舞いをしようと思いました。
【お役立ち情報】
日本にはフリーランスビザはないので、
日本で就労ビザを得るには勤務先の企業に身分を保証してもらう必要がありますが、
一度就労ビザを得ると、当初勤務していた会社をやめても、
フリーランサーとしてビザの延長申請をする事ができるようです。
もし、外国人のお知り合いで、日本でフリーランスになりたい方がいたら、シェアしてあげると良いと思います。
おわり