高城本
5年も前の本ですが、今読んでもおもしろいです。
高城さんは世界を飛び回って生活してる人です。
ハイパーメディアクリエイターという謎の職業と、エリカ様の元旦那さんとしてよく知られてます。
1ヶ月でもいいから海外で生活してみて、
日本を外から見ることが大事であるということを述べてました。
まとめると、
・日本ヤバイ(ということに気づいてないのヤバイ)
・海外暮らしで新しい視点が得られる
・海外に暮らすのは思ったよりカンタン
・暮らすのにオススメの国・都市
・日本から出たことあるやつが日本を変えられる
ということが高城さんの体験をもとに書かれてます。
ぼくも実際に10ヶ国以上ひとり旅をして、日本を外から見たことによって、また旅自体からも多くを学びました。
この本のタイトルから、
モノを捨てる→世界へ出る
という時系列で考える方が多いと思うのですが、
ぼくは、
日本を出る→モノが捨てられる
とも考えられるなぁと思いました。
バックパッカーなら、パッキングの時点で
何を持っていくか。
何を持っていかないか。
本当に必要なモノは何か。
を考えるはずです。
日常生活で、自分が拠り所にするモノを真剣に取捨選択する機会はあまりないです。
ぼくの場合、選りすぐりの少数精鋭とともに旅を無事終えられたとき、その取捨選択に確信が得られました。
そして、日本の過剰生産過剰消費に気づきました。
東京に暮らしていると、本当にそれ要る?ってモノやサービスに溢れています。
デヴィッド・フィンチャーのファイトクラブ(1999)に、
"いらないモノを買うために、
やりたくもない仕事をさせられてる。"
" Advertising has us chasing cars and clothes, working jobs we hate so we can buy shit we don’t need. "
というセリフが出てきます。
まさにソレだな、と。
これからはフットワークの軽さと、自由に使える時間の多さが武器になると思います。
予測不能の変化が想像以上のスピードで起こる時代になりそうですから。
ぼく自身、海の向こうにどういった景色を見るのか不安でもあり楽しみでもあり。
待ってろよエストニア。
おわり