サカモトの北欧移住ブログ

駆け出しバックパッカー。夢は北欧移住!

地味な仕事にモチベーションを

日産リコールの問題でふと思ったことを。

 

日本経済新聞

印象としては、無資格者(補助検査員)だけで検査にあたらなければならないほど、現場が逼迫していたのだろうということ。

 

完成した自動車の検査は、地味でつまらない。

そう思う方が多いでしょう。

ただ、絶対に必要な仕事です。

 

自動車メーカーについて詳しくないですが、

ぼくの場合、成果の見えやすい営業みたいな仕事に惹かれるんじゃないかと思います。

 

もちろん好きでやっておられる方もいると思いますが、なかなか人材の確保が難しい分野なのかと推測します。

今回の件も、十分な検査資格を持った人員が確保できていれば防ぐことができたのかなと思います。

 

 

人員を確保するにはどうするか。

当たり前ですが、その仕事に対するモチベーションが必要です。

こういった仕事のモチベーションをどう作るのか。

 

一般的に、仕事自体にモチベーションを生み出すにはやりがいを感じさせることが重要です。

が、検査や保守業務は総じて、やりがいを感じにくい。

 

やりがいに変わるものは何か。

ぼくは、"認知"が必要だと思います。

"認知"は"自覚"を生みます。

"自覚"は自己肯定感を生みます。

 

ジャンクヤードに資源ゴミを売って生活する人たちがいます。

ブラジルでは、リサイクルされる資源の90パーセントを彼らが集めます。

でも、おそらく90パーセントのブラジル人はそのことを知りませんでした。

そんな彼らをサポートする取り組みが👇

Mundano: Trash cart superheroes | TED Talk

 

リヤカーをストリートアートにするとかよく思いついたなぁ、と。

何回も見た、このプレゼンを思い出しました。

 

地味だけど社会にとって欠かせない仕事は、ブランド化(可視化)して認知させる。

認知されることによって、自覚、ひいてはプライドをもってもらう。

給料を上げれば解決する問題では必ずしもないので、

こういったアプローチも検討する価値があると思います。

 

そういえば、旅先のデンマークでのことですが、

工事現場のフェンスに、実際にそこで働いている人の写真が貼られていました。

モデルみたいで、とてもカッコいい写真だったのを覚えています。

 

やっぱりこういうのが必要だと思ってる人たちはいろんなとこにいるんですね。

 

 

 

おわり